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弱みを晒すのが苦手なんだなという気付き

Posted on
2024-06-04
Categorized in
思考整理

元々、チームやプロジェクトのリード的なものに苦手意識があって、特にファシリテーションしたりするのが嫌だったりするのだけど、その理由について深堀ってみたので書いていく。

苦手意識を持っていたこと

例えばプロジェクトマネジメントをしてたり、チームのリーダーになったりすると、数人のチームを運営することが求められる。
そういった状況では、朝会のファシリテーションをしたり、雰囲気を良くしようと鼓舞するようなことを言ったり、チームやプロジェクトの日々の計画を立てて定期的な会議体を設定したり、タスク管理の方法を決めたり(いわゆるWorkingAgreement的なアレコレ)する。
この手のことに関して、僕はどうにも苦手意識を持っていて、やって出来なくはないがなるべくやりたくないと思っていた。業務上必要になればやってきたけど、他に適任がいるならそっちに任せたいというのが本音だったりする。
最近まではただ何となく「この辺は苦手だな~」くらいな感覚だったのだけど、段々と「特にこの部分がストレスなんだな」というのが分かってきた。

人を頼るのが下手

自分は元々人を頼るのが下手というか、億劫というか、そういう傾向がある。ちょっと人に聞けば良いことだったり、お願いすれば良いことでも、自分で対処しようとしたりしてて、特に20代や30代前半のころはこの傾向が強かった。

いろいろな知識を自分で調べて身に着けていくのは良い面もあるけど、業務の効率という意味では効率が悪い。実際に抱えすぎてスケジュールを逼迫して誰かに迷惑をかけることもあって、そういう経験から今では「ここはさっさと聞いた方がいいな」みたいな判断ができるようにはなってきたけど、それでも実際に聞きに行くまではやっぱりちょっと億劫で後回しにしちゃいがちだったりする。

これだけでも題記の「弱みを晒すのが苦手」に繋がる話だけど、ファシリテーションをするときにこの苦手部分が最大瞬間風速的にストレスをかけてくる。

ファシリテーションするときのストレス

ファシリテーションをしていてよくあるなと感じるのが、「どうしたら良いと思います?」と聞かなければいけないシーンだ。この時に自分の中で何かしらこうしたら良いんだろうか?とかこうだとどうだろう?みたいな案がある場合は、「自分はこうだと思うけど、皆さんどう思います?」みたいな感じで聞けるけど、そういった自分の中での回答が何もなく、ただ手放しで「どうしたら良いでしょうか?」と聞くときに、自分の中では脇汗がブワッと出るくらいストレスがかかっていることに最近気づいた。特に聞いた後しばらく無言が続いたりすると胃の方まで痛くなってくる。

特に代案もなく、手放しで聞くことは自分の無能を晒す行為であると自分が感じているんだろうなーと。人を頼るのが下手なのもそうだけど、僕は「こいつこんなことも知らんのか」とか「こいつ使えねー」みたいに思われるのが嫌で、そういった状況にとてもストレスを感じるらしい。

本当にたまになら大したことないし、億劫でも業務上必要なら自分を奮起させてやれるんだけど、チームとかプロジェクトマネジメントみたいな感じで長期間それを続けなければいけない状況は本当にしんどい。プロジェクトマネジメントもそのプロジェクトが3か月とかで終わるようなのなら良いんだけど、そのあとはしばらく休みたくなる。

信頼関係の問題な気がしなくもない

じゃあ全く頼れないのか?というとそんなことはなく、過去にいたチームでたくさん頼って色々教えてもらった人もいたし、手放しでどうしたら良いですかねえって聞けるチームもあった。
この辺りは相手の自分に対する期待値と自分が考える相手から自分への期待値がすり合っていけば、頼るハードルが下がっていくんじゃないかなーと思っている。
長期間チームをリードするのは嫌だなーと思いつつ、信頼関係は時間をかけないと築けないので難しいところ。

どのリーダーシップ論にも大体書いてる「弱みを晒す」について、僕の場合はそれが一番ハードル高いなーという話でした。
何でもある程度できて大体何でも分かってるマンになろうとしてしまうけど、物理的に時間が足りないし、どこかで選択と集中は必要だなあと思う今日この頃。